当社のワインを含み高級ワインには、瓶の底にキラキラした結晶がたまっていることがあります。ガラスの破片が入っていたとか、甘口のワインにそれが入っていると砂糖がたまっていたとか思われる方もいらっしゃるようですが、この結晶は、ガラスの破片でも、砂糖の固まりでもありません。これは酒石と呼ばれるもので、主にワイン中の酒石酸とカリウムが結合して出来たものです。また、赤ワインについてはそれに色素が付着したりいたします。酒石酸は、ワインに含まれる酸の主成分の1つで、カリウムはミネラルです。つまりミネラル分に富んだワインには、酒石が沈殿する可能性が高いのです。 酒石は、有機酸で飲んでも体に害はありません。 酒石やおりは、冷やすと出やすくなります。 一般量産ワインでは、酒石を見かけた方はあまりないと思います。なぜかというと、事前に酒石を充分に取り除き、市場に出しているからなのです。(*どんなワイン造りにも澱引き行程はあります)が、やはり、知らない人が酒石を見ると、不良品だと思うことも多く、そのような量産ワインは出荷前に短い時間、急激にワインを冷やし、酒石を析出させてから、瓶に詰めるなどして工夫しています。 酒石は、充分に熟したミネラル分と酸に富んだぶどうから作られた、高級ワインの証し(ワインのダイヤモンドとも呼ばれます。)と御理解して頂き、決して不良品ではありませんので御安心下さい。またワインボトルの底に窪みがあるのもこの酒石やおりを残しておく伝統的工夫です。 『おり』や『浮遊物』についても、上記のものが細かく結合したものです。 コルクに起因する臭気/異臭 ブショネ(カビ臭いニオイですがコルク上部に付着したカビには関係ありません)はトリクロロアニソール(TCA)というベンゼン核に塩素イオンが結合した化合物に起因しており、この事はワイン業界が根本的に抱える問題です。確率としては意見が分れるところですが、このコルク臭は最高級コルクの場合でも1/50本〜1/100本の確率で発生しているといわれます。現在ではプラスティックコルクの使用や、スクリューキャップの使用に変更するワイナリーも多くなってきていますが、ワイン=コルクのイメージも強く、殆どのワイナリーはコルクを使用しています。このコルク臭は程度の差も大きく、専門家でも嗅ぎ分ける事も難しい臭いから、強い臭いまで存在します。 上記のようにコルクワインである限りこの問題は存在します。また、ワイン自体、瓶1本1本が個性の出るお酒であり、その事がワインの楽しみでもあります。当社のワインについて、明らかにブショネ(コルク臭があるワイン)であった場合ですが、申し訳ございませんが、当社では不良品としての交換はしておりませんので、ご了承いただきますようお願いいたします。 最近は当社扱いの多くのワイナリーでもガラスキャップやスクリューキャップ、に変更してきています。 おりやコルク臭についてはワインの専門書や他の多くのホームページ等でも詳しく解説していますので御参考下さい。 当社のブドウジュースはワインを醸造する(発酵)前の状態のジュースです。 ぶどう果汁には酒石酸(しゅせきさん)が多量に含まれており、それが貯蔵中に沈殿して、果汁の酸度を低下させるので、搾汁液は急激に冷やすなどして人工的に酒石を除いて製品化するのが、一般のぶどうジュースですが、当社のぶどうジュースはワインにすることを目的とした搾汁(ジュース)でありますので白葡萄ジュースについては高級ワインと同じく人工的な酒石の取り除きをおこなっておりません。(赤葡萄ジュースの場合は色素が沈澱し混濁するので短時間ですが冷却を行います。)出来がよく、エキス分やミネラルが多いほど、糖と酸及びミネラルが結合しやすく、その結果 より多く『酒石』や『おり』の沈澱や混濁がみられます。上記のワイン酒石の説明の通り、いいジュースである証しと御理解の上、御賞味くだされば幸いです。 *お願い及び(注)ラベルの注意書きについて 元来のラベルには『よく振ってからお飲み下さい』との注意書きがありましたが、これは一般のジュースと同じくエキス分が沈澱する可能性があるために記入しておりました。このジュースの酒石の場合は不溶性で振ってもすぐ沈澱します。また、振る必要もありませんので、ワインと同じく酒石を瓶に残すように注いでください。 ワインは生き物です。瓶詰め後でも、呼吸し、成長を続ける“瓶熟”が行われるといわれ、その保存方法は気配りが必要です。ワインの真価を十分に引き出し、おいしく楽しむためには、保存条件が重要になってきます。保存の状態が悪いと、どんなにすばらしいワインでも、せっかくの香りや味わいが損なわれてしまいます。 ワインを保存する時に大切なのは、温度が一定し、涼しく暗く静かで、ある程度の湿気があることです。ワインは急激な温度変化、光、熱、振動、においに弱く、長時間日光にさらしたり、強く揺すったり、極端に熱したり冷やすなどの物理的刺激を受ければ反応します。 <温度>もっとも気をつけたいのが、温度差です。気温の変化で瓶内圧力が変化します。このとき酸素が入りこみ酸化をすすめてしまいます。 7〜20℃の間、が理想的です。10℃で保存しておけば、白ワインはいつでもそのまま食卓に出せますし、赤ワインは少しずつ熟成をとげます。 <光>暗さも大切です。光はワインの老化を早め、濃い色のボトルでもかすかに紫外線は通します。ですから、日当たりのよい部屋や照明の明るい部屋などにワインを置くことは避けてください。 <湿気>コルクをしなやかで弾力のある湿った状態の70 〜75%の湿度が最適です。湿度が低すぎると、コルクが乾燥して縮み、雑菌が入りやすくなります。また、コルクは乾燥するともろくなり、栓を抜くときに崩れやすくなってしまうことがあります。逆に湿気が多いぶんにはそんなに気遣いはいりませんが、ラベルやコルクにかびが生えることがあります。中身には問題ありません。多くの伝統的ワイナリーでは2〜3年もすればカビだらけになり、そのまま保存されています。 ではどうしたらいいのでしょうか? 家庭での保存方法 1.買ってからすぐ飲むワインの場合 あせらず1〜2日横に寝かしてそっとしておく事をおすすめします。 国内で販売されている多くのワインはその流通途中、立て入りの箱がほとんどでコルクが乾燥して入る場合が多く、ワインのおりを沈ませたり乾燥したコルクを湿らすためにもしばらく寝かして置くと格段に味が落ち着きます。 2 近々飲む予定があるワイン 家庭のどこに保存するかですが、持ち家なら、ガレージの下などに地下室やキッチンの床下のストッカーなどを本格的なセラーに改造してしまう方法もあります。そこまで大がかりにしなくても、階段下のスペースや、ガレージの奥など温度変化の少ない場所など、北向きの涼しい小部屋か、押入れの下段をしっかりと断熱するなどしてそこに市販のワインラック、あるいは代用の段ボール箱を置いて、コルクが乾燥しないようにボトルを横にして保存します。(田舎の土蔵など) 3 好きなワインのコレクション ヴィンテージワインや好きなワインをコレクションして、数年間大切に保存したいと考えているなら、市販の温度調節装置付きワイン専用保存庫がおすすめです。一種の冷蔵庫のようなものですが、温度はふつうの冷蔵庫より4℃ほど高めで 湿度を保ちながら保存します。高価なワインでも数年は品質を損なわずに保存できます。タイプは、30本前後入る小型のものから、250本くらいまで収納可能な大型のものまであります。こだわるなら地下室の専用ワインセラーを作るか地方の鉱山坑道跡や防空豪跡を利用するのもいいかも.. 輸入者裏話1*ワインの輸送については専門家でも色々意見が分れるところです。ワインを横で運ぶとワイン内で揺れが大きくなりワインに良くない(シェーキング)。立てるとコルクが乾燥する(ドライコルク)。そこで逆さまにすることがワインにはベストとされますが、保存時に『おり』がコルク側に貯まって付着してしまいます。では、現状はどうでしょう?高級ワイン(フランスのシャトーものの横置き木箱等)を除き殆どの輸入ワインはダンボール箱に入っています。(高級ワインでも森林保護のため、木箱出荷を規制している国もあります。)ダンボールの横入りの箱もありますが普通何段にも重ねてパレットで運ぶ必要があるのでボトルが横だと箱がつぶれて積み上げられません。横入り強化ダンボールはコストが掛かりますし、箱詰めに時間がかかります。どんな箱にするかワイナリーの判断が大きいのですが傾向としては.....
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