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| Jurtschitsch Sonnhof ユルチッチ ソンホフ
生産地:オーストリア ニーダーエステライヒ カンプタール ランゲンロイス 所有畑:74ha
【大家族】 アルヴィン、エルヴァン、パウル、カール・ユルチッチ
ユルチッチ家の家訓とは「家族経営の企業で特別なのは、年間売り上げではなく、世代という長いスパンで物事を考える点である。ブドウ栽培そしてワイン造りにとってこの考え方は非常に有効である。子供や孫の代のワインの品質は、我々が今日、ブドウ畑をいかに自然に近い形で扱っているかにかかっている。そして我々は、先祖が素晴らしい古酒に関して残してくれた数多くの資料に感謝している」 家族の団結と、将来を見据えた哲学。ユルチッチ家では、家族のメンバーが3世代一緒に働いており、この哲学を体現しています。
【伝統】 700年の伝統を持つユルチッチ・ソンホフのセラー 700年の伝統、150年のワイン史 ユルチッチ家のワイナリーが初めて記録文書に登場したのは1541年のこと。記録書の中で、このりっぱな建物について「修道院に隣接する建物」と明記され、18世紀まで、隣接するフランシスコ修道院の「ブドウ収穫の中庭」として使用されていました。ただし、ルーツはバーベンベルク家の時代まで遡ると見られます。地下室の設備の一部は14世紀のものであることが証明されており、また、古いソンホフの門のアーチの上に彫り込まれている家紋は、2つのゴシック様式の鍵が交差した模様をしています。ユルチッチ家の先祖は以前、この紋章をブドウ畑の土の中で発見しました。以来、この紋章が波乱に富んだ歴史を持つこの一族のシンボルになっています。
【畑について】 ハイリゲンシュタインの畑
サンテラス。これは自然の贈り物か? もともと環境破壊とはかけ離れた広い畑、これは神からの賜物です。畑を手入れし、耕すのは私たちの役目です。多くの経験と自然の移り変わりを熟知しながら作業はすすめられていきます。 家族経営のワイン生産者ユルチッチは、ランゲンロイスの中でも最高の区画に74ヘクタールの畑を所有しています。この中には、ツェービンガー・ハイリゲンシュタインやロイザーベルグ、ラドナー、ファーンベルグ、デヒャント、シュタインハウス、シュピーゲル、シェンケンビヒルそしてタンツァーといった単一畑があります。 土壌と局地的気候は非常に多様であり、これが固有の性格を持ったワインに反映されています。バランスがとれた熟成そしてテロワールの特徴が感じられるワインです。
【有機】
有機農法を実践しているケーファーベルクの畑
原則は有機農法 すでに70年代にはコンポストと緑肥に切り替え、益虫を生かしながら、有害動植物を抑制する方法を採用しました。2006年には、全ての畑を有機農法に転換しました。2009年からブドウは、初めて有機認証されました。 非常に労力のいる畑仕事のおかげで、素晴らしい収穫と魅力的な品種の多様性をもたらす有機農法を実現させることができました。 10月から5月初旬までの自然の休息の時期に合わせて、ブドウ畑でも機械で土壌をいじることは一切避けています。これによって、土壌腐食を抑え、腐植土の形成が促進されます。 【低収量が多くをもたらす】 収量を抑える取り組み 畑では特に密植度を上げるように心がけています。これによって、ブドウの木の間での自然の競争が高まり、ブドウの木当たりの収量は抑えられます。また、木は低いワイヤーフレームに沿って広がっているため、ブドウは地面の放射熱を十分に吸収します。同時に、株からは多くの葉をつけた細長い葉壁が形成されます。繰り返し摘果をし、丁寧に葉の手入れをすることで、果実が自然に完熟する最高の条件が保証されます。
【生育期間は10カ月、日照時間は2000時間・・・】 カンプタールの南一帯は複雑で変化に富んでおり、地質的に特別なだけではありません。様々な局地気候の特徴を持ち、南に面した斜面は、日中は地中海性気候の恩恵を受けています。カンプ川はドナウタールと一番高い所が標高600メートルほどのヴァルトフィアテルとの間を流れており、南に扇形に開かれた渓谷にランゲロイスの村はあります。カンプ川の対岸にテラス状のブドウ畑で知られる「ツェービンガー・ハイリゲンシュタイン」がそびえています。自然に盆地の形状をしているため、日差しは強く、日中、ブドウ畑はかなりの高温になります。一方、夜間には北に位置するヴァルトフィアテルから冷気が流れてきます。これによって、昼と夜の寒暖の差は大きく、これが繊細な果実味を育むもととなります。 【区画畑&品種について】 品種と畑は変化に富む
日照時間、海抜そして土壌によって、それぞれの区画畑では、はっきりとした個性を持ち、何年か過ぎても、それぞれの区画畑特有の特徴が分かるワインが造られます。 一番メインの品種は、ランゲロイスの気候がぴったりのグリューナー・フェルトリーナーです。 繊細でフレッシュなGr?Veの故郷ですが、力強く、複雑な「ワールドクラス」のフェルトリーナーも、シュタインハウス、ロイザーベルグ、デハント、シェンケンビッヘル、シュピーゲルなどの単一畑で見事に育っています。多様な畑のおかげで、土壌の違いがはっきりとわかるブドウを収穫しています。リースリングは主に、ロイザーベルグでも標高が高く、痩せた岩石の土壌の畑、およびツェービンガー・ハイリゲンシュタインの有名な段々畑で育っています。こういった畑のブドウから造られたワインは、他と間違えることのないミネラルのニュアンスがあり、長期保存が可能です。 ●ロイザーベルグ: ヴァルトフィアテルの方角に向いた一番西側に位置するため、非常に特徴的な局地気候の恩恵を受けています。テラス状の畑は日を浴びて相当に熱せられることは知られていますが、同時に、ここのブドウ畑には、常に、ヴァルトフィアテルからの冷気が流れ込んでいます。熱風と冷気が混ざり合った状態は、ブドウの香りにとって、非常に大きな意味を持ちます。エキゾチックなニュアンスも感じられます。
●シュピーゲル: ●ケーファーベルグ: ●ツェーヴィンガー・ハイリゲンシュタイン: ハイリゲンシュタインは地質的に非常に珍しく、この生産地の中でも、リースリングとしては最高の畑の一つと言えるでしょう。土壌は、痩せた、赤みのある風化した砂岩であり、これにおよそ2億7千万年前のペルム時代の火山のレキ岩が混ざっています。 ブドウ畑は自然保護地の中にあります。ブドウ畑とブドウ畑の間には保護されている草地が育ち、一般には、はるか南の地中海にしかいない動植物が生息しています。 ●ラドナー: この単一畑の土壌は非常に変化に富んでいます。一部は砂、一部は粘土質のローム、一方で地表面近くまではスレート(片麻岩の一種)から成ります。粘土状の土壌によって保水性が高く、これによって、ブドウの生育期間中必要な水が確保されます。風や嵐から保護するくぼ地になっていることで、ブドウ畑が均一に暖められるという特徴を持つミクロ気候(局地気候)となっています。土壌にはミネラル成分が多く含まれていることで、繊細なスパイシーさを持つ凝縮されたワイン、特にテロアの特性が反映されたシャルドネとなっています。 ●タンツァー: プレミアムの赤ワインの畑の特徴は、大きな花崗岩を原石とする片麻岩の類縁石の大きな層の上に、地下の深い所までローム・黄土の土壌である点です。ブドウ畑は低い丘陵にあり、非常に風通しがよくなっています。これによって、ブドウは晩秋まで長期間健康な状態で木に生っています。これによって力強く、ミネラル感があり、土壌の個性が反映され、しかもヴィンテージの特徴がそのまま生かされたワインがつくられます。
グラヴィティシステムが採用されているワイナリー内
“自然に帰る”というモットーにより建設された近代的なセラーテラスは最大限の効果で重力の原理を利用するため、4階建てにされています。この計算された構造によって、健康で汚染されていないぶどうの取扱いを可能にしています。フォークリフトトラックの使用により、ぶどうは圧搾機の中に直接満たされる。その後の全房を圧搾する技術により、葡萄のフルーティーさに関して言えば通常悪影響を及ぼすネガティブなタンニン、酸味、にごり成分、澱が完全に避けられています。人工的な圧力とポンピングを避け、マストは澄ませるため圧搾機から真下に設置されている冷却された容器へと流します。そこから12時間後、ポンプは一切使用せず、発酵セラーへと到達します。この短く、つながった経路、清潔でスピーディーなぶどうの処理によって、発酵前のワインを硫黄で処理する事が完全に避けられるのです。ワイン醸造の過程で、熟成のためワインに必要な時間を与えるという重要な方針が実行されています。この方針は最先端テクノロジーによってサポートされています。 |
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